最初から恐縮だが、下記リンク先の記事をお目通し願いたい。
「Chunici Web Press」より
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060409/mng_____tokuho__000.shtml
「共創出版」の破滅
大新聞をはじめ、地方新聞、雑誌に至るまで、「本にする原稿募集」の広告を目にした方は少なくないだろう。
出版を希望する多くの人が、「共同出版」「協力出版」「共創出版」などのうたい文句に釣られ、それら広告をしている出版社と出版契約をした。
その中の「共創出版」という呼び名で原稿募集をしていた碧天舎(東京・千代田区、社長山本裕昭)が破産した。年間出版500点を誇り、文芸社、新風舎に続き、業界第3位の会社である。
わずか4年の命であった。
私はこのニュースを聞いたとき、「とうとうやってしまったか」との思いに駆られた。これら出版形態について、疑問点、問題点を発言し、私の多くの自費出版に私の多くの自費出版に関する著作物で警鐘を鳴らし続けていた。
私が懸念していたのは、共・協出版の破滅による、自費出版そのもののイメージダウンである。
マスコミがこぞって盛り上げていた共・協出版は自費出版とは異なる「新たな出版形態」と言っていたはずである。しかし破滅した「共創出版」の報道では、すべて「自費出版」としての扱いであり、これに対して何人かの出版人のコメントは自費出版そのものを否定するするような、したり顔の発言が目立っている。
案の定、自費出版のイメージダウン甚だしい状況になってしまった。
業界第3位の会社が破滅したのは、私から見れば当然の帰着である。
ただ、私がいくら声を大にして発言しても、自費出版を手がける出版社の社長という私の立場から、同業同士のいがみ合いととられることもあり、また、小さな会社の声はなかなか取り上げられないものである。
文芸社との間で争われた「文芸社商法事件」も同業者同士の内部紛争としか取り上げられず、「誰が本を殺したのか」(新潮文庫)の著者・佐野眞一氏さえも、同書の中で「内ゲバ」と表現するに過ぎない。
被害者も多く、問題点も噴出しているこの事件を次回より、検証してみたいと思う。
ご意見をお待ちしております。
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